四国 | 香川県高松市、愛媛県八幡浜市 |
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高松市では、平成29年4月より、IoTなどを活用して、複数分野のデータの収集・分析等を行う共通プラットフォームを構築し、データ収集・分析等を行う「スマートシティたかまつ」の推進に取り組んでいます。
平成29年10月には、産学民官の連携を通じて、共通プラットフォームを活用した、 官民データの収集・分析による地域課題の解決を目指し、スマートシティたかまつ推進協議会を設立したところです。
この取組においては、様々な問題意識をもったコミュニティ(市民活動団体)が、関連するオープンデータ等を利活用して、地域課題の発見、分析など、データを利活用できるリテラシーを習得し、参画することが重要と考えています。
また、高松市ではコミュニティの活性化を目的とし、市民向けのアイデアソンやデータ利活用ワークショップなどを実施しており、このような場においても、本市が公開しているオープンデータの不足や社会課題を明らかにすることが重要と考えています。
そこで、今年度は、スマートシティたかまつにおいて、新たな社会課題の発見及びデータを利活用した課題解決へのアイデアを募集し、市民の皆様と一緒に取り組んでいきたいと考えています。
チーム名 | アイデア名 | 公開資料 |
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まちのデータ研究室:防災系グループ*3 | みんなの防災GSS(Global Safety Supporter) | ポスター |
まちのデータ研究室:交通観光系グループ*3 | 不動産オープンデータとセンシングデータを用いた遊休不動産活用促進プラン | ポスター |
まちのデータ研究室:環境系グループ*2 | 落ち葉 de FES GOGO! ~おち葉でつながる市民の輪~ | ミニプレゼン資料 ポスター |
八幡浜市は柑橘栽培が盛んで、品質・生産量ともに全国トップクラスであり、東京太田市場の価格相場を決めるプライスリーダーとなっているが、近年の柑橘の消費量減少に伴い、農家所得の減少が危惧されているため、今後は、加工により付加価値を高めた商品開発、いわゆる6次産業化を推進し、農家の所得向上を図る必要があると考えている。柑橘等の農産物の6次産業化が進まない理由として、大多数の農家は生果生産のみで生計が成り立っており、加工品製造の必要性をさほど感じていないことや地元JAも加工に対して、それほど積極的ではないことなどが挙げられる。そこで、当市で2019年5月に開催されるマーマレード関連では世界最大級のイベント「ダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル日本大会」を契機に柑橘等の農産物の6次産業化推進を図りたい。
公開データ | |
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1.八幡浜市統計書 | http://www.city.yawatahama.ehime.jp/docs/2014101700132/ |
2.八幡浜市6次産業化推進戦略構想 | ※窓口にて閲覧・利用が可能なデータ |
八幡浜市は都市機能が集約されたコンパクトな市街地が形成されており、フェリー港、道の駅・みなとオアシス、大型商業施設、温泉、スポーツセンター、行政機関、直販所など、都市機能を象徴するものが、徒歩15分圏内に集中している。
なかでも、年間来訪者が100万人を超える道の駅・みなとオアシス「八幡浜みなっと」は、県内有数の観光スポットとして認知されているが、ここの来訪者をいかに市内の他の観光スポット等へ回遊させ、地域全体に経済効果を還流させるかという仕組みづくりが必要となっている。
公開データ | |
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1.RESAS地域経済分析システム | https://resas.go.jp |
2.八幡浜市統計書 | http://www.city.yawatahama.ehime.jp/docs/2014101700132/ |
3.商店街関係関連データ | ※窓口にて閲覧・利用が可能なデータ |